アレルギー対策

初めての食品の食べさせ方

赤ん坊に食事を与えるときには、始めて食べる食品は、出来るだけ1回に1種類の食品を与えるようにしましょう。
そうすると、もしもアレルギーの症状が出てもすぐに食品を特定できます。
そしてあまり多くは与えず、少量からチャレンジしましょう。

アレルギーの症状は食後1~2時間ぐらいで現れます。
その時に変化があっても良いように、すぐに受診できる準備をしておき、余裕のある時に食事をさせましょう。
食べさせるときは、まずは一口与えてみて様子を見ましょう。
変わった様子がないなら、少しずつ量を増やしていきましょう。

食品としては、卵や牛乳や小麦などがアレルギー症状が出やすいです。
またナッツや柑橘類や大豆なども出やすい食品です。
細菌の心配のあるはちみつや生卵や刺身は1歳までは避けた方が良いです。

症状が出た場合

食後に何かしらの症状が出たときは、必ずしもアレルギーとは限りません。
調味料などで口元だけ赤くなったりすることもありますが、その場合は拭き取れば収まるでしょう。
嘔吐したり発疹が出る機嫌が悪い、などの場合は受診した方が良いです。
その場合は、初めて口にした食品を伝えておきましょう。

もしもアレルギー症状が出ても、成長と共に症状が出なくなることもあります。
アレルギーが出たなら小児科の先生と相談しながら、様子を見ていくこととなるでしょう。

症状の出方は個人差があり、アレルギーが出るなら原因の食品を避けて離乳食を与えていくという考え方と、少しずつ食べさせて慣れさせていくという考え方もあります。
確かに大人でもピーナッツなど少量から始めて慣れていくという治療法はあります。
しかしこれらはどれがその赤ん坊に一番適切なのかというのはお母さんだけではわからないものなので、まずは心配があれば病院や保健センターで相談しすると良いです。

アレルギー対策の離乳食

アレルギーがあるならその食品を除いた離乳食を与えることになるかと思いますが、特定の食品を取り除くと栄養が偏ることもあります。
その場合は不足している栄養を補う代替食品を使って工夫していきましょう。
症状の出る食品は、いつまで避ければいいのかどの程度避けるのかなどは、小児科に先生と相談して決めていきましょう。

意外にも代替食品はいくつもありますので、栄養を補うことは十分可能です。
醤油などで大豆が原因なら、大豆を使用せずに米などを使用した醤油を、小麦粉なら、小麦不使用の製品もありますので、それらを使用すると良いでしょう。
離乳食を作るにしても、既製品を利用するのではなく、手間はかかりますが、一つずつ材料を揃えて作った方が、アレルギーのある食品は避けやすいです。