妊娠中楽に眠る方法とは

妊娠中に眠れなくなる原因

妊娠すると体に様々な変化が起き、その変化の一つとして、今までのように快適に眠れなくなることもその一つとして挙げることができるでしょう。
それでは、なぜ妊娠すると今までと同じように眠れなくなるのでしょうか?

その原因としては3つあり、まず一つはトイレが関わってきます。
妊娠すると子宮が大きくなり、膀胱が圧迫され、尿意が我慢できなくなります。
それは睡眠中も変わりはありません。
従って、夜中に何度もトイレに行ってしまい、結果としてあまりよい睡眠が取ることができなくなってしまうのです。

二つ目は胎動が関係してきます。
胎児は私達のように朝起きて、夜寝るという習慣ではありません。
従って、私達が寝ている夜中に目を覚まして活発に行動する場合もありますので、それが胎動となり、夜中に起こされてしまうという現象が起こります。
胎動は胎児の動き具合によって異なりますが、元気な子であれば頻繁に動き回りますので、胎動が原因で眠れなくなったという妊婦が多いのも事実です。

最後はホルモンバランスが関係してきます。
妊娠中はホルモンバランスにより、妊娠前よりも体温が上がります。
体温が上がるということは体がほてりやすくなり寝つきが悪くなるという悪循環を引き起こします。
更に妊娠後期に差し掛かると、眠気を抑えてしまう分泌物が出てきて、今まで以上に眠れなくなる傾向があります。

妊娠中の寝方について

妊娠中はどうしても眠りにくくなってしまいますが、寝方によって多少眠りやすくなりますので、ぜひ睡眠に悩んでいる方はぜひトライしてみて下さい。

妊娠中は時期によって寝方を変える必要があります。
まず妊娠初期ですが、妊娠初期はお腹自体はまだ変化がないので、どの寝方が良いというものはありません。
しかし、自分自身が最もリラックスして寝られる寝方で寝ることがベストですので、リラックスしやすい姿勢で寝るように心掛けて下さい。

妊娠中期以降は寝方に気を付けるようにしましょう。
お腹が大きくなってくると仰向けの状態がきつくなってきますので、横向きに寝ることを心がけて下さい。
また、抱き枕を併用すると更に楽に寝られる方もいますので、横になっても睡眠があまり改善されない場合は抱き枕の購入も考えてみて下さい。

快眠のコツ

妊娠中の睡眠が良い睡眠であるように寝方以外にもぜひチャレンジしてほしいことがあります。
妊娠中はむくみやすく、足がつりやすくなってしまうものです。
足のマッサージをセルフで行うことで血流を促し、足だけではなく体全体の血流を循環させることで快眠に繋げられます。

また、入浴時ですが、妊娠中はシャワーで済ませるのではなく、しっかりと湯船に浸かるようにして下さい。
温度はぬるま湯で10分程度にし、入浴後は体温が下がるタイミングで睡眠に入ることを心がけると今よりも更に良い眠りにつくことができます。