無理は禁物です!
妊娠中は辛いつわりに悩まされる方も多く、体調を崩してしまう方が珍しくありません。
あまりにも体調が悪いため、食事が喉を通らない方やお腹の赤ちゃんのためにと思って頑張って食べても吐いてしまう方も多いものです。
つわりの症状は人によって度合いが異なり、日常生活に支障が出ない程度の軽い方もいれば、一日中寝込んでしまうほど辛い症状に苦しむ方もいます。
あくまでも妊娠に伴う症状の一つなので、病気とは認識されていませんが、当の本人にとっては本当に辛いものです。
決して無理をしないで、うまく乗り切るためにどのような対策をとるべきか確認しておきましょう。
食欲がない時は無理をしない
どうしても気持ちが悪くて食欲がわかない時には、無理をして食べる必要はありません。
周囲の方は心配をして「お腹の赤ちゃんのためにも、頑張って食べなきゃ!」と励ますためプレッシャーを感じるかもしれませんが、吐き気がするほど食べ物を受け付けない時に無理やり口にしても、戻してしまうのは仕方がないことです。
かえって吐いてしまうことで体力を消耗し、余計に気分が悪くなる可能性もあるため、絶対に無理をしないでください。
口当たりの良いゼリーや果物など、体が受け付けそうな食べ物があれば口にするようにしてください。
ただ、注意していただきたいのは体内の水分不足に伴う脱水症状です。
食事が喉を通らない状態でも、水分だけはしっかり補わなければママの体だけでなく、赤ちゃんにも危険が及びます。
水分も補給できないくらいに気分が悪い場合はかなり重症なので、必ず産婦人科医に相談をしてください。
場合によっては入院をして点滴治療を受けた方が良い場合があります。
理解してくれる人に話をする
つわりの症状がこんなにも辛いのに、周囲の人が理解してくれない方がもっと辛いと感じるものです。
例えば義母さんから「私の時はこんなにつわりが酷くなかったのにねぇ。今の若い子はこうなるのかしら」と嫌味のように聞こえる言い方をされて更に気分が落ち込んでしまう時があります。
頼みの綱の旦那さんも「いつも寝てばかりだよね。本当にそんなに辛いの?」と心配してくれているのかわからないことを言い放つケースもあります。
つわりの辛さをわかってくれる人は、経験者しかいません。
周囲に辛いつわりに苦しんだ経験がある人がいれば積極的に話を聞いてもらってください。
他にも助産師さんや自治体の保健婦さんなど専門的な知識を持っている人ならきっと理解してくれるはずです。
話を聞いてもらうだけでも気分が楽になり、不思議と不快な症状が和らいでくるような気がします。
妊娠に伴いホルモンバランスが変化することでつわりの症状が起こりやすくなるため、一定期間経てば症状は落ち着いてくるはずです。
中には出産まで続く方もいますが、長くても出産までだと割りきって考えると意外と楽に乗り切れるものです。
子供が大きくなった時に「あなたがお腹にいた時には本当に辛かったのよ」と笑い話に変えて話す時が必ず訪れますので、ぜひ頑張って乗り切ってください。