産後の生理

再開の時期は個人差がある

生理再開の時期は個人差があるために、いつからと正確には言えませんが、産後8ヶ月ぐらいでおよそ80%のお母さんが生理が再開します。
早い方になると産後2ヶ月で生理が再開したと言う人もいます。
逆に1年経過しても生理が再開しない人もいます。

母乳が生理には大きく影響し、1日5回以上授乳している、授乳時間が1回10分以上、夜間の授乳をしている期間は生理再開が行われないことが多いです。
ただし授乳していても生理再開する人はします。
出産後は母の体は回復に努めますので、妊娠前と同じになるには長い時間がかかります。
卵巣機能や子宮疲労もすぐには回復しません。
体を守るために、排卵を制御するホルモンを出して、妊娠が出来ないようにして守るのです。

生理に影響する事

生理は授乳との関係が強いですが、それ以外にも影響はあります。
まずストレスが生理には関係すると言われており、これは出産していな女性でも日常のストレスで影響があり、育児をするなら何かと大変でありストレスも溜りやすいので、生理再開が遅れることはあります。

夫婦の性行為は刺激で女性ホルモンが活発になると言われていますが、科学的な根拠はないです。
出産後の生理再開との関係もわかってはいません。

もしも生理再開した場合は、母乳量が減るということはあるようです。
母乳を作るのに影響するホルモン量が減ったことや、生理に血液が使われることで、母乳量が減るようです。
ただし授乳期間中に生理が再開しても、母乳の栄養価に変化はありません。
また微妙に母乳の味が変わる方もいますので、生理再開すると授乳を嫌がる赤ん坊もいます。

生理再開を避けるには

出産後は出来るだけ育児が一段落するまで、生理は避けたいと考えるお母さんも多いでしょう。
生理再開を遅らせるにはこれをすればいいという、確立された方法はありませんが、排卵を抑制するホルモンを出すのが一番効果的です。

まず授乳間隔としては、3時間以上開けないようにすると良いです。
頻繁に授乳を繰り返すと、ホルモンの分泌も活発になります。
夜間に授乳することも、ホルモン分泌には重要であり、もしも赤ちゃんが夜目を覚まさない時間が多くなってきたら、寝る前に沢山母乳を与えると良いです。

生理がくる前には悪露が続くこともあり、生理との見分けが難しいです。
産後1ヶ月程度は続くものであり、長いと8週間ぐらい続きます。
悪露が続いたまま生理と並行してくるという方もいます。
見分け方は難しいですが、生理がきて、そして次の生理がくると再開を確信できるようです。
また授乳している期間中に生理が再開した場合でも、授乳を止める必要はなく、そのまま続けて構いません。