離乳食とは何か?
赤ん坊には何故離乳食が必要なのでしょうか?
それは生まれてから6ヶ月ぐらいは、基本はミルクか母乳で育ち、その間は固形物は一切口にしません。
生後半年ぐらいすると、赤ん坊の口には歯が生え始め、固形物も食べられるようになってきます。
しかし歯が生えたからと言ってすぐに大人と同じ食べ物を食べられるわけではなく、まずは赤ん坊を固形物に慣れさせていかなければなりません。
噛むことを覚えさせると共に、お腹にも固形物を消化できるように徐々に慣らしていきます。
離乳食はいわば固形物を食べるための訓練なのです。
離乳食の作り方
赤ん坊があまり噛まずにも飲み込めるように、食べ物はすりつぶしたり裏ごししたりして、歯ではなく舌で潰せるぐらいの硬さにしてあげます。
そして成長と共に、歯茎でも潰せたり噛める硬さにと、少しずつ食べ物を大人と同じ物に近づけていきます。
離乳食用の裏ごし器などを使うととても便利であり、一式揃った離乳食用の器具もあります。
少量を栄養面を考えて作るとなると手間暇がかかりますが、もしも離乳食を作る時間がない場合は、市販のベビーフードを利用すると良いです。
少しの量の離乳食が必要な時には便利です。
初めての離乳食では、まずはすりつぶした状態やペースト状の液体に近い食べ物を作ってあげましょう。
1日1さじから始めて少しずつ回数や量を増やしていきます。
味覚や消化の力も未発達なので、それらも考慮して離乳食を作ってあげます。
食べさせ方
離乳食を食べると言うことは、固形物に慣れるだけでなく、テーブルについて座って食事をするという練習になります。
それと同時に自分で食べる事も覚えさせる時期となり、スプーンなどを持たせて見ましょう。
最初の頃は、こぼしたりして汚すことも多いですが、それは大目に見てあげましょう。
スプーンなどは手に持たせてあげて、お母さんが一緒に手で口までスプーンを運んで手伝ってあげましょう。
使うなら柄の長いスプーンや赤ん坊が握りやすい形が使いやすいでしょう。
マットやエプロンを使って食べこぼし対策もしておくと良いです。
離乳食を食べることは、赤ん坊にとっては固形物に慣れるばかりではなく、お水などを飲むトレーニングともなります。
そのためにコップに入ったジュースやお水を飲むという訓練も始めていき、まずはお母さんが手伝ってあげて、コップで飲み物を飲む練習をさせましょう。
一つのコップで、最初はほ乳瓶、吸い口、ストローとアタッチメントを交換できるようなタイプを使えば、同じコップを長く使うことが出来、スムーズに飲み物を飲む練習が出来ます。
冷たすぎず熱すぎないような温度にも注意してあげて、赤ん坊が火傷したりお腹を冷やしたりしないように気をつけましょう。