妊娠中のストレスを軽減することができるマッサージ
妊娠中にはそれまで全く経験したことがなかったような体の変化が起こります。
そのため初産を迎える若い女性などは長い期間中慢性的なストレスを抱えることもよくあり、それが出産や将来の子育てへの不安と重なり、お産の状態を悪くしてしまったりします。
そこで妊娠中の精神を安定させるためと、体をケアしやすくするために定期的にマタニティマッサージを利用することが勧められます。
全国のエステサロンやリラクゼーションサロンなどでは「マタニティマッサージ」という特別なメニューを提供しているところが数多く見られます。
マタニティマッサージの主なメニューとしては、まず骨盤を開きやすくする筋肉マッサージや、お尻や股関節部分のコリをほぐすマッサージ、さらにむくみをとったり、美肌ケアをしたりといったことも施術内容になっています。
マッサージを行う前にはまずどういった症状で困っているかというカウンセリングから始め、そこからどういったメニューにするかを決めていきます。
お店でマッサージを利用する前には、自分が普段どんなところに痛みや不調を感じているかをまとめておくと話が早く進みます。
基本的にマタニティマッサージは妊娠5ヶ月目以降の人が対象となります。
安定期に入る前には胎児の状態が不安定であるため、本格的なマッサージを受けるのはあまりおすすめできません。
自宅でもできる簡単マタニティマッサージ
お店で受けるマタニティマッサージはそれぞれのサロンによって得意分野が異なるため、オイルを使用したり、整体をしたりと色々な違いがあります。
利用前にはそうしたものの中から気に入ったものを選ぶようにするのがよいでしょう。
一方で自宅でもできる簡単なマッサージもあります。
自分でやってもよいですし、夫婦や家族の絆を深めるということから夫などに協力をしてもらうのもよい方法です。
特に妊娠後期になってくるとお腹が大きくなって腰痛が強くなってくるとともに、足の裏に自力で手が届かなくなってきたりします。
そこで腰をもんでもらったり、足にあるツボを押してもらうようにすると快適に妊娠期間を送ることができます。
足裏にはたくさんのツボがあるので、足つぼ靴下などを使って押してもらうと便利です。
妊娠中の腰痛緩和のためのマッサージとしては、まず妊婦さんは体を横向きにして楽な体勢をとり、背中側から腰の中心部を親指で押してもらうようにします。
ぐっぐっと力強く腰の周りを押してもらうだけでもかなり楽になるので、気持ち良い場所を教えつつやってもらうようにしてみてください。
またふくらはぎから足の裏までを揉み込むようにするマッサージも足のむくみをとるために役立ちます。