かぼちゃの栄養と美味しい食べ方

緑黄色野菜のひとつ、かぼちゃ

かぼちゃは包丁で切ると鮮やかなオレンジ色をしており、緑黄色野菜の代表的な野菜のひとつです。
かぼちゃ特有の色は栄養素が豊富に含まれていることに由来しており、食事へ取り入れることで健康や美容を維持するために役立ちます。

かぼちゃは加熱して食べるのが一般的ですが、生で食べることもできます。
かぼちゃは加熱すると甘みが強まり、少し粘りのある食感になります。
生で食べる場合はこうした甘み、食感はなく、少し固さがありあっさりとした味わいです。
かぼちゃが苦手な場合、まずは生で食べて慣れるのがおすすめです。

かぼちゃは栄養が豊富

かぼちゃにはさまざまな栄養素が含まれていますが、代表的なものは「βカロテン」です。
かぼちゃの鮮やかなオレンジ色はβカロテンに由来しています。
βカロテンを摂ると抗がん作用が期待でき、免疫力を高める効果もあります。
そのためかぼちゃを食べることで、大きな病気を防ぎやすくなります。

最近は仕事で忙しい人が多く、ときには病気になってしまうことがあります。
日頃からかぼちゃを摂ると、こうしたことを予防することができます。
また、βカロテンは視力や髪の毛を良い状態に保つ作用も期待できます。

さらにかぼちゃは「カリウム」という成分も豊富に含んでいます。
カリウムは体内に存在する余計な塩分を排出しやすくする働きがあり、高血圧などの予防・改善に役立ちます。
中高年になると高血圧になってしまう人は多いため、かぼちゃを積極的に食べて血圧を良好に保ちましょう。

さらにかぼちゃは、食物繊維も豊富です。
食物繊維は繊維状の形をしており、体内のさまざまな毒素、老廃物を絡め取って排出してくれます。
便秘に効果があり、腸内がきれいになることで病気の予防にも役立ちます。

かぼちゃを使ったレシピ

かぼちゃを使ったレシピとして、「かぼちゃのスープ」はおすすめです。
かぼちゃを煮込むと柔らかくなるため、そこにコンソメや牛乳を加えてスープにします。
かぼちゃを使うことで甘みを出しやすくなり、とろみがあるためとても温まります。
冬に食べると美味しいため、作ってみるのはおすすめです。

また、「かぼちゃの煮物」もおすすめです。
かぼちゃを少し大きめに切り、醤油とお酒、砂糖、みりんを入れて煮込みます。
しっかり煮込むとかぼちゃが柔らかくなり、甘みと食感を楽しむことができます。
かぼちゃは皮が固いですが、煮ると柔らかくなって食べることができるため、皮がついたまま煮込んで構いません。

かぼちゃはこのようにさまざまな栄養素が含まれており、日々の料理にも取り入れやすい食材です。
紹介したレシピ以外にもたくさんの料理に取り入れられるため、ぜひ日々の生活でかぼちゃを食べてみてください。