気をつけたい7つの”こ”食

孤食と子食になりがちな現代

昔と比べて現代では、孤独な食事風景がいろんな家庭で見られます。
わびしいだけではなく、子どもの成長に対して悪影響を与えてしまうので注意しなければなりません。

家庭によっては家族が不在の時があり、子ども一人だけで食事するケースもあります。
孤食と呼ばれており、楽しさや明るさがない食事と言えます。

また大人がいない状態で、兄弟だけで食事をするというケースもあります。
子食と呼ばれており、家族の会話がない悲しい食事です。

両親が共働きの家庭も多くなっており、孤食や子食になってしまう家庭もあることでしょう。
このような場合でも、家族全員で食事をする機会を努めて作ることが大切です。

個食と少食にも気を付けたい

家族全員で夕食を食べるという家庭であっても、一人一人が食べる食事を見ると異なっているというケースもあります。
それぞれが違う料理を食べる風景がありますが、家族が同じ食事をすることで健康的な生活を送っていくことができるのです。
栄養バランスの取れた料理を用意し、全員が同じ食事をするのが大切です。

人によっては小食のため、1回に食べる食事の量が少ないというケースもあります。
健康のためにはある程度のカロリーを摂取しなければならないので、少しずつ食べる量を増やすように心がけることが大事です。

子どもが小食の場合には、脂質を抑えた料理を作ってあげましょう。
長時間脂質が胃の中に留まらないので、次の食事の量が減ってしまうことを避けられます。

高カロリー高塩分の食事に注意

米の消費量が年々減少しているとよく言われますが、ご飯よりも粉物を好む方は多いものです。
小さな頃からご飯の大切さを知り、ご飯中心の食事をすることは健康につながるものです。

ご飯を炊く時には米と水しか使用せず、油や塩は通常使用しません。
これに対して粉物を調理する時には、塩分が欠かせません。

減塩で作ると美味しくないですし、料理によっては油を使います。
粉食は健康という面であまり好ましくないので、お子さんの健康のためにもあまり頻繁に食べさせないことが大事です。

また味覚を育てていくために、決まったものや好きなものばかり食べるという固食も避けなければなりません。
塩分と脂質が少なく、野菜を多く使ったいろんな料理を作るようにしましょう。

味付けの濃い料理も健康に悪影響

小さな頃から味付けの濃い料理ばかり食べていると、食材本来の味を楽しむ薄味の料理が美味しくないと感じてしまうようになります。
味付けの濃い料理は、塩分や油分が多いので健康を害してしまいます。

濃い味付けの料理を基本とする「濃食」を避け、出汁をしっかりと利かせて美味しく作ったヘルシーな料理をお子さんに食べさせることが大事です。
薄味に慣れていれば、大人になっても濃い味付けの料理を避けるようになります。