玉ねぎの栄養と美味しい食べ方

玉ねぎは使いやすい食材

玉ねぎは一般的な食材として知られており、さまざまな料理に使いやすい食材です。
生でも加熱しても食べることができますが、生で食べる場合は水にさらす必要があります。
そのまま食べてしまうと辛味とえぐみがあるため気をつけましょう。

玉ねぎは包丁で切ったときに、涙が出てくることがあります。
これは玉ねぎに含まれる「硫化アリル」という成分が原因です。
硫化アリルはあまり聞いたことがない人が多く、「体に良い成分なのだろうか」と不安になってしまうことがあります。
ですが体に良い効果が期待できる成分のため、不安に感じることはありません。

玉ねぎに含まれる栄養素を解説

玉ねぎに含まれる成分として、「ケルセチン」という物質があります。
これはワインにも含まれる、ポリフェノールと呼ばれる成分の一種です。
ポリフェノールは「抗酸化作用」という、体の酸化を防ぐ効果をもっています。
ケルセチンもポリフェノールの一種であるため抗酸化作用が強く、血液をさらさらに保ってくれる効果があります。
血液がさらさらになると動脈硬化や高血圧を予防することができ、健康維持に役立ちます。

また、ケルセチンは悪玉コレステロールという、体内にとって有害な物質を除去する作用もあります。
玉ねぎを食べることで、コレステロール値も抑えることができます。

次に前述した硫化アリルという物質についてです。
硫化アリルも血液をきれいにする効果があり、高血圧や動脈硬化を予防したり、心筋梗塞などの重大な病気を防いだりするために役立ってくれます。

玉ねぎにはビタミンB1も含まれていますが、硫化アリルはビタミンB1の吸収を促進する効果もあります。
ビタミンB1が体内にしっかり吸収されることで、イライラすることを防いだり、疲れにくい体を作るために役立ったりします。
玉ねぎは買いやすい食材ですが、体に良いさまざまな栄養素が含まれているのです。

玉ねぎを使ったレシピにはどんなものがある?

玉ねぎはさまざまなメニューに使われますが、野菜炒めや豚の生姜焼きなどはおすすめです。
玉ねぎを入れる場合、茶色くなるまで炒めるだけで美味しく食べることができます。
誰でも簡単に作ることができるため、料理初心者の人にもおすすめのメニューです。

また、「玉ねぎのステーキ」もおすすめです。
玉ねぎを厚みが出るように切り、ステーキとして味付けをします。
しっかりと食べ応えがありながらもヘルシーなので、ダイエットにもおすすめです。

さらに中心となるメニューにもう1品として加えるなら、「オニオンスープ」もおすすめです。
玉ねぎとコンソメを使ったシンプルなスープで、簡単ながらも美味しいです。
このように玉ねぎはさまざまな場面で活躍してくれるため、いつもキッチンに用意しておきたい食材といえます。