赤ちゃんの成長と睡眠

子供の手

眠りは健やかな成長に欠かせません

赤ちゃん元気で大きく成長のためには睡眠が欠かせません。
生まれてから間もない赤ちゃんは一日の大半を眠って過ごしていますが、昼夜を問わずに目が覚めて泣き出してしまうことが多いです。
この時期はママにとって非常に辛い時期で、体力がもたないと感じる方も多いはずです。
成長と共に昼と夜の区別がつくようになると、しっかりと夜は寝て昼に遊ぶという生活リズムが定着してきます。
夜にぐっすりと眠るようになると、脳の発達がますます活発になります。
言葉を話すようになり、いつも接しているママやパパ以外の人を見ると嫌がるようになってくることからも、成長と睡眠の関係は密接であることがわかります。

本当に寝る子供は育ちます!

昔から伝わることわざとして、「寝る子は育つ」という言葉があるように、よく眠る子供は元気に育つと言われています。
睡眠は日中の疲れを癒やすためのものだと考えている方も多いですが、実は疲労回復以外にも心身の成長を促すためにはとても重要な役割があります。
寝ている間に成長すると言われている理由は、発達を促すための成長ホルモンが活発に分泌されるからです。
体が未熟な赤ちゃんが一日でも早く成長するためには、成長ホルモンがしっかりと分泌される環境を整えることが大切です。
最も多く分泌されると言われているのがノンレム睡眠の時だと言われています。

人間の睡眠には2つのリズムが繰り返し存在しているのが特徴です。
浅い眠りでまだ脳が動いている状態の時はレム睡眠、深い眠りで脳もしっかり休息をとっている状態の時はノンレム睡眠といいます。
生まれてから間もない頃の赤ちゃんはほとんどがレム睡眠の状態ですが、成長するとともにノンレム睡眠の割合が少しずつ増えていきます。
ノンレム睡眠の時間が増えてきて成長ホルモンが分泌されるようになるほど、赤ちゃんの成長が促されることになります。

睡眠不足は成長の邪魔になります

しっかりと睡眠をとっていると子供の成長は促されますが、逆に睡眠不足の状態になると発達が送れて成長しにくくなるため注意が必要です。
体の成長ばかりでなく、心の成長も遅くなることが問題視されています。

例えば集中力が持続しない、記憶力が低い、ストレスを抱えて精神的に不安定になるなどの心の問題が表面化する場合があります。
まだ赤ちゃんの頃には気が付かなくても、月齢を重ねるほど顕著に成長の遅れが目立つ場合があるため、注意してください。
ぐっすり眠れる環境を整えるためにも、日中は外で遊び、夜は暗い室内で静かな室内で寝かせるようにしてみると良いでしょう。
赤ちゃんの頃だけでなく、5歳くらいの時期まで睡眠は子供の成長に大きく関わってきますので覚えておきましょう。